2024年7月24日水曜日

教員・ゼミ紹介:陳暁 講師

Updated: 2024/7/23


1. 教員氏名

陳 暁(ちん・ぎょう)







2. 教員の略歴

南開大学(中国)文学院卒業。同大学文学院にて修士号取得。北京大学 中国語言文学系で博士号取得。日本学術振興会外国人特別研究員(神戸市外国語大学)、お茶の水女子大学・外国語教育センター 講師(任期付)を経て、現在、神戸大学大学教育推進機構/国際文化学研究科講師。 


3. 教員連絡先

(メール) chenxiao@people.kobe-u.ac.jp

(サイト) https://chen-xiao.jimdosite.com/


4. 教員研究キーワード

中国語学,近世中国語,清代の北京語(語彙、文法、音声及び歴史的変化),中国文献学,満漢(満洲語と中国語)合璧文献,日本明治時代の中国語教科書,19世紀西洋人が編んだ中国語教科書


5. 対応可能な言語種別

(教授・指導で用いる言語)日本語,中国語

(研究テーマとしての言語種)日本語,中国語


6. ゼミで指導可能な学問分野・テーマ

陳ゼミは,近世中国語,清代の北京語(語彙、文法、音声及び歴史的変化),満漢(満洲語と中国語)合璧文献,日本明治時代の中国語教科書および19世紀西洋人が編んだ中国語教科書について,本気で研究をしたいという熱意のある学生を受け入れます。


7. ゼミ指導に関する基本方針

・テーマについては,学生の希望を聞きつつ,基本的には教員側で調整を行います。

・ゼミ生はMLで常時連絡を取り合います。ゼミは原則週1回行われます。学生の便宜のため,オンラインゼミも行われます。

・学外発表については,M1時点より,年1回(Dは年数回が望ましい)を基本ノルマとしています。


8. ゼミで執筆する修論・博論について

修論は5万字程度,博論は15万字程度が平均です。


9. ゼミの魅力

・ゼミ教員が所属する学会が多くあり,日本の大学及び海外の大学(特に中国の大学)と学術的なつながりを保っていますので,ゼミ生は学会や学術イベントで発表することが可能です。

・ゼミでは食事会(歓迎会,送別会など)があります。リラックスしてゼミ教員と交流する機会を作ります。


10. ゼミOB/OGの就職状況

なし。


11. ゼミ希望の学生・留学生に望むこと

・本気で研究をしたいという熱意のある学生を歓迎します。

・陳ゼミは,大量の歴史文献の原本や影印本を読んだり調査したりする必要があります。このため、原本や影印本を読まず,ネットで検索してデータを取る方法に慣れている方は,陳ゼミに向いていません。ご自身の適性をよく考えてから,連絡してください。

・陳ゼミは,研究のために,高いレベルの中国語能力が求められます。HSK5級以上のレベルに相当する中国語能力が望ましいです。

・ゼミ希望の学生は,必ず事前に陳にコンタクトを取り,オンライン面談することが必須です。


12. ゼミ生希望者が読んでおくべき文献

陳暁2018《基于清后期至民国初年北京话文献语料的个案研究》,北京大学出版社。

(漢文主編)劉雲/陳暁,(満文主編)王碩/竹越孝2018《早期北京話珍稀文献集成・清代満漢合璧文献萃編》(全9輯),北京大学出版社。(全9輯あるため,少なくとも1輯は読んでほしいです。)

太田辰夫1957『中国語歴史文法』,江南書院。2014新装再版,朋友書店。

太田辰夫1995『中国語文論集』(語学篇・元雑劇篇),汲古書院。