2023年6月23日金曜日

2023.6.23 第2回集団指導

6/23 無事に終了しました。

神戸大学国際文化学研究科外国語教育論コースでは、下記の要領で、第2回集団指導を行います。コースの所属者は出席をお願いします。また、進学希望者など、コース外で見学を希望される方は、石川(iskwshin@gmail.com)あて、前日までにご連絡ください。

会場 国際文化学研究科キャンパス D615教室

プログラム(6/21更新:同期学生間での見学が可能になるよう学年を混ぜました)
1040~1120 前半の部(4人)
1120~1200   後半の部(4人)
1200~1210   総括


前半の部

●D2 陳迪「日本語学習者のための類義漢語動名詞の語釈の再考-コーパス調査に基づく「利用」「使用」「活用」の差異の解明-」
 
本研究では、コーパス頻度に基づく重要漢語動名詞200語の中で、最も重要度が高い「利用」と、その類義漢語である「使用」と「活用」、さらに、先行研究において、「使用」の類義語とされる「使う」、また、「利用」および「活用」の類義語とされる「用いる」を取り上げ、既存の辞書記述の課題を明らかにするとともに、精緻なコーパス調査により、3種の漢語動名詞の新しい語釈の可能性について考察する。



●D2 岡本真砂夫「英語プロソディ指導の縦断的研究:小学校教室での実践から A longitudinal study of English prosody instruction: An elementary school classroom-based research」
 各学期末に録音した小学校5年生,6年生児童の定型文音読データから,ピッチのZスコア,フォーカルプロミネンスを算出し,ALT, JTEのデータと比較した。また,各学期の核音節フォーカルプロミネンス,ピッチレンジの平均の差を分散分析を用いて検定した。



●M2 飯島真之「類義ADCの関係性の再考:certainly、absolutely、definitely、surely」
 前回の集団指導を踏まえ、類義的なcertainly、absolutely、definitely、surelyの4種のADCの関係性を、(1)生起位置、(2)使用レジスター、(3)共起語(動詞・形容詞)の観点から明らかにし、教材開発に向けて4語を区別するための新しい語義説明の提案を試みる。




●M1 尾﨑 祐真「音声対話型CALLシステムの先行研究とオーサリングツールの開発状況」 
 先行研究から、発音向上や会話の流暢さ向上など目的別に音声対話型CALLシステムを概観し、自身の研究の方向性を考える。そして、教員の学習教材作成時における負担軽減を目的としたオーサリングシステムについて、試作した簡易ツールを紹介する。


後半の部

●D2 中村弘子 「日本人大学生の性格・情意要因が英語発話時の心拍数や韻律的特徴に与える影響―朗読時と自由発話時との比較」
 日本人大学生の性格・情意要因が英語朗読時および自由発話時の心拍数や韻律的特徴に与える影響について検証し、英語スピーキングの習熟度別の差異についても考察を加える。


●M2 廉沢奇「コーパス調査をふまえた「どんどん」「だんだん」の用法分析 一新しい辞書記述と用例開発に向けて一」
 日常会話でよく使われる「どんどん」と「だんだん」の2語について、(1)「と」の挿入の有無、(2)主語の生物性・明示性、(3)後接語の品詞、(4)後接動詞の時制・アスペクトという4観点で2語の語釈と用例の再考する。



●M2 佐藤菜月「独自ルールカタカナ表記のルール-現存カタカナ表記との比較を通して-」
 独自カタカナ表記の目的・ルールを現存カタカナとの比較をすることで明確にし、視認性や音再現性について検討する。



●M1 春山洸陽「Using interactional history to accommodate learner understanding (学習者の理解のための会話歴の利用)」 
 日常生活場面がシミュレーションされた言語学習環境での英語熟練者と初級英語学習者との相互行為において、英語熟練者の学習者に対する会話歴を利用した質問のデザインの変化が確認されたケースを紹介する。