Updated: 2024/7/24
1. 教員氏名
柏木治美(かしわぎ・はるみ)
2. 教員の略歴
神戸大学教育学部卒.神戸大学教育学研究科修士課程・神戸大学自然科学研究科博士課程修了.博士(学術).熊本大学を経て,2004年より神戸大学教員.教育システム情報学会,日本教育工学会,情報処理学会所属.
3. 教員連絡先
(メール) kasiwagi@kobe-u.ac.jp
(サイト) https://www.kashiwagi-lab.jp/
4. 教員研究キーワード(10個程度)
教育工学,生成AI,音声認識,CGキャラクタ,スピーキング練習,RFID(Radio Frequency Identification),AR(Augmented Reality),TPR(Total Physical Response)教授法,英語教育,外国語教育
5. 対応可能な言語種別
(教授・指導で用いる言語)日本語
(研究テーマとしての言語種)英語,その他の言語
6. ゼミで指導可能な学問分野・テーマ
柏木ゼミは,「情報通信技術を取り入れた外国語学習システムの開発」を専攻される学生のみを受け入れます.外国語学習システムの「開発」ではなく,外国語学習へのICT技術の「活用」にとどまる研究テーマや,広く外国語教育全般に関する研究テーマは受け入れていません.
7. ゼミ指導に関する基本方針(テーマ設定,指導スタイル,学外発表ノルマなど)
・テーマについては,学生の希望を聞きつつ,基本的には教員側で調整を行います.「自由にやりたいことができる」わけではありません.
・テーマは外国語学習システムの開発に関わるため,ご自身でPythonやJavascript等のプログラミングを行ってシステムやツールの開発を行うことが前提となります.
・研究デザインについては,修業年限内に行うことが可能なように調整を行います.また,論文執筆は,M1時点より,計画的に執筆するよう,厳しく指導を行います.
・ゼミ生はメールで常時連絡を取り合います.ゼミは原則週1回,対面で行われ,夏季や冬季の休暇中も指導があります.コース集団指導や学会発表,論文投稿に向けては,週2,3回程度,対面でゼミを集中的に行います.ゼミでは,全員が1週間の進捗をパワーポイントなどにまとめて報告し,教員がそれに対して指導を行っていくスタイルです.
8. ゼミで執筆する修論・博論について
柏木ゼミでは外国語学習システムの開発に関わるテーマに取り組むため,システム開発,システムの試用・運用実験,論文執筆等,取り組むことは多岐にわたります.そのため,修業期間中に研究テーマに十分時間を取って取り組むことが求められます.以下がこれまでゼミ生が取り組んでいた主な研究テーマとなります.
・生成AIや音声認識を取り入れた外国語スピーキング練習ツールの開発
・CGキャラクタを取り入れた外国語練習支援システムの開発
・RFID(Radio Frequency Identification)・AR(Augmented Reality)を取り入れた外国語活動の支援システムの開発,
・TPR(Total Physical Response)教授法を応用した外国語学習システムの開発 等
9. ゼミの魅力
学外発表については,M1時点より,基本的に年1,2回行います.さらに発展的に国際会議での発表や論文投稿を行っていただくことも視野に入れています.これらの活動は自身の成長につながるかと思いますので,積極的に学会発表や国際会議への論文投稿や発表に参加していただければと思います.
10. ゼミOB/OGの就職状況
前期課程修了者: 兵庫県立中学校教諭,野村総合研究所 他。
11. ゼミ希望の学生・留学生に望むこと
・学問分野としての教育工学は,工学面と教育面の両面を考えてシステム開発を行うというすぐれた特性を持っています.本気で外国語学習に関わるシステムやツールの開発を自分で行いたい意欲にあふれた学生の志望を歓迎します.
・柏木ゼミの研究テーマは外国語学習システムの「開発」に関わるため,ご自身でPythonやJavascript等のプログラミングを行ってシステムやツールの開発を行っていただきます.また,システム開発,システムの試用・運用実験,論文執筆等,修業期間中に取り組むことは多岐にわたります.そのため,プログラミングにたずさわることに消極的な方,自分のペースで自由に研究をしたい方,学会発表や国際会議への参加等を好まない方には柏木ゼミは向いていません.ご自身の適性をよく考えてから,連絡してください.
・ゼミ希望の学生は,必ず事前に教員にコンタクトを取り,教員と対面で面談することが必須です.
12. ゼミ生希望者が読んでおくべき文献
(書籍)
ミネルヴァ書房より出版されている日本教育工学会監修の教育工学選書シリーズをご覧ください.
https://www.minervashobo.co.jp/author/a49433.html
(オンラインで読める論文)
https://www.kashiwagi-lab.jp/en/papers-ja/ よりアクセスしてご覧ください.