Updated: 2024/7/23
1. 教員氏名
芹澤円(せりざわ・まどか)
2. 教員の略歴
学習院大学文学部卒、学習院大学人文科学研究科修士修了、同研究科博士課程単位取得満期退学、博士(文学)。学習院大学を経て、2020年10月より神戸大学教員。日本独文学会所属。神戸大学雰囲気学研究所メンバー。
3. 教員連絡先
m.serizawa@phoenix.kobe-u.ac.jp
4. 教員研究キーワード(10個程度)
ドイツ学、歴史言語学、テクスト言語学、話しことば・書きことば分析、テクストタイプ研究、雑誌テクスト研究、表象文化論、ドイツ語教育、外国語教育
5. 対応可能な言語種別
(教授・指導で用いる言語)日本語
(研究テーマとしての言語種)日本語、ドイツ語
6. ゼミで指導可能な学問分野・テーマ
芹澤ゼミは、「歴史語用論の分野に関わる言語研究」を専攻される学生のみを受け入れます。広く外国語教育全般に関する研究テーマは受け入れていません。
7. ゼミ指導に関する基本方針(テーマ設定,指導スタイル,学外発表ノルマなど)
・テーマについては,学生の希望を聞きつつ,基本的には教員側で調整を行います.「自由にやりたいことができる」わけではありません。
・ゼミ生はメールで常時連絡を取り合います。ゼミは原則週1回,基本的に対面で行われます。夏季や冬季の休暇中も指導があります。その他、集団指導や学外発表などがある場合には,週1回のゼミに加え、さらにゼミを行います。ゼミでは,全員が1週間の進捗をパワーポイントなどにまとめて報告し合い、教員およびゼミ生同士でコメントし合います。そのうえで教員が指導を行っていきます。
8. ゼミで執筆する修論・博論について
現在、私のゼミでは修士生のみを受け入れています。論文執筆にあたっては、歴史的な観点も必要となるため、言語だけでなく歴史にも興味を持ちながら執筆する必要があります。
9. ゼミの魅力(学会発表,ゼミ旅行,先輩との交流など)
ゼミ生とゼミ教員が近い距離で研究を進められるような環境づくりを目指しています。
10. ゼミOB/OGの就職状況
なし
11. ゼミ希望の学生・留学生に望むこと
歴史的に言語はどのように使われていたのか。
歴史語用論の分野では、書き残された言語を手掛かりにしながら研究を進めていきます。その際、いつ、だれが、誰に対して、どのような意図を持って、どのような場面で言語が使用されていたかなど、当時の言語を観察するだけではなく、より広く文化的・社会的状況を踏まえながら分析を行う必要があります。そのうえで、歴史における言語の使われ方に興味がある学生を歓迎します。また、積極的に研究を進める意欲のある学生が芹澤ゼミに向いています。ゼミ希望の学生は必ず事前に教員にコンタクトを取り、教員と面談する必要があります。
12. ゼミ生希望者が読んでおくべき文献
高田博行、椎名美智、小野寺典子(編)(2011)『歴史語用論入門: 過去のコミュニケーションを復元する (シリーズ・言語学フロンティア 3)』大修館書店.
金水敏、高田博行、椎名美智(編)(2014)『歴史語用論の世界―文法化・待遇表現・発話行為』ひつじ書房.
高田博行、小野寺典子、青木博史、白井敬尚(編)(2018)『歴史語用論の方法』ひつじ書房.