第4回集団指導 11/24(金)1040~1210
神戸大学国際文化学研究科外国語教育論コースでは、下記の要領で、第4回集団指導を行います。コースの所属者は出席をお願いします。また、進学希望者など、コース外で見学を希望される方は、石川(iskwshin@gmail.com)あて、前日までにご連絡ください。
会場 国際文化学研究科キャンパス D615教室
プログラム(11/20更新:今後変更の可能性があります)
1040~1120 前半の部(4人)
1120~1200 後半の部(4人)
1200~1210 総括
前半の部
岡本真砂夫(D2)
「英語プロソディ指導の縦断的研究:小学校教室での実践から」
各学期末に小学生が発話した定型文の音声を用いて,7人のALTによる理解性の評価を実施した。また,その音声の母音長,ピッチ変化,フォーカルプロミネンス等について音響音声分析を行った。全体として,理解性は向上する傾向が見られた。
廉沢奇(M2)
「日本語教科書におけるABAB型オノマトペの扱い方についての考察」
オノマトペと教育のセクションの教科書分析の部分について報告します。具体的に、本章は前章で得られたコーパス知見で、既存の2種の教科書におけるオノマトペの扱い方を分析し、改善点を提言することを目指す。
佐藤菜月(M2)
「カタカナ表記活用の可能性—音声変化指導とカタカナ表記に関するアンケート調査結果からの考察—」
福井県の公立中学校2校の英語教員を対象にアンケートを行い、音声変化指導の現状についてと佐藤式カタカナ表記に対する評価から指導への活用について考察する。
尾﨑祐真(M1)
「ツールの試作を通してのシステムの検討」
今回は、システム全体としての一連の流れを見通せるかどうかを確認し、今後の発展や課題点を検討するためにツールを試作しました。
今回作成した仮の活動内容は「学習者が属性(年齢・名前など)をキャラクタに聞いて聞き取り、ワークシートに記入する活動」です。
前回課題の修正や、新たに検討すべき課題を発見し今後の研究で検討してまいります。
後半の部
中村 弘子(D2)
「日本人大学生の性格・情意要因が英語発話時の韻律的特徴に与える影響― 生理学的および音響学的考察 ―"」
本研究の目的は性格・情意要因が英語発話時のピッチの変化に与える影響について、生理学的および音響学的手法を用いて検証することである。本発表では、予備調査の結果を踏まえて行った本調査の結果の一部について報告する。
陳迪(D2)
「中国人日本語学習者ための同形語指導の指針ー「準備」/“准备”と「確認」/“确认”を例としてー」
本研究では、同形漢語動名詞「準備」/“准备”と「確認」/“确认”を例として取り上げ、多元的コーパスセットを組み合わせ、CNSとJNSの同形語使用パタンを比較した。これにより、CLJの同形語使用の問題点と、中国語からのL1干渉の実態を明らかにし、漢語動名詞における同形語の指導アプローチを提案した。
飯島真之(M2)
「英語学習者の基本語理解を促進する用例の作成と選定:確信度副詞clearlyを例に」
用例や文脈を通じた語彙学習の重要性は、数多くの先行研究で主張されきた。今回は、確信度副詞clearlyを例に、コーパスを用いたレジスター、生起位置、共起語調査結果、及び、学習者の習熟度段階に配慮した用例セットの提案を試みる。
春山洸陽(M1)
「Using international history in second position to help a novice response fluently」
今回の研究では、microーlongitudinal Conversation Analysisの手法を用いて日本人英語初級者の流暢性の変化について観察と分析を行った。英語初級者がタスクを進行する中で、International historyの使用による返答の流暢性が向上した事例について分析したことを発表する。
コース学生のみなさんへ
★発表形式
第2回と同様のポスター発表形式です(※内容については指導教員と十分に相談すること)
★発表形式
第2回と同様のポスター発表形式です(※内容については指導教員と十分に相談すること)
★ポスター作成時の注意
「前回指導への対応」を記載すること(前回、教員や院生からもらった主なコメントと、それらについてどう対応したかを簡単に記載)。とくにM2生は修士論文全体の概要を冒頭に明記すること。
★発表申し込み期限(11/17(金)まで。期間厳守)
(1)発表申し込み 題目、概要などを送信。
(2) ポスター原稿提出 補佐員に、メール添付で、ポスター用のファイルを送付ください。メール題目は、「院外コン:ポスター作成依頼(本人氏名)」としてください。
※完成したポスターはD507で各自受け取りのこと。ポスター作成の方法については指導教員の助言を得ること。
参考
2023年度のコース集団指導実施記録
4/28 第1回実施記録
6/23 第2回実施記録
7/28 第3回実施記録