2023年7月21日金曜日

2023.7.28 第3回集団指導

7/28
終了しました。初の「学生主導型」集団指導、学生からの質問も多く出て、成功裏に終えることができました。



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外国語教育論講座外国語教育コンテンツ論コースでは、以下の通り、本年度の第3回集団指導を行います。これまでのポスター発表形式とは異なり、今回は、口頭発表形式となります。コース外からの聴講参加も歓迎します。コース外から参加をご希望の方は、iskwshin@gmail.comあて、前日までにお知らせください。

2023年度外国語教育コンテンツ論コース第3回集団指導
日時 2023年7月28日(金)0940-1210
会場 D615教室

プログラム(7/23現在)


0940
集合

0945-1000
尾﨑 祐真
「音声を用いた語学学習支援に関する関連研究と問題情報作成部の検討~外部ファイルを用いたデータ読み込みから合成音声での出力まで~」
音声を用いた語学学習支援に関する研究の流れを概観し、問題情報作成部で2つの外部ファイル(CSVファイル)からデータを読み込み、文字データを音声データに変換して出力するまでの機能を検討した。
●司会・指定討論 飯島真之


1000-1015
春山洸陽
「Extending an accommodation as an interactional resource」
日常生活空間が設定された場面における英語熟練者と日本人英語初級学習者との間の会話において、熟練者が学習者の理解に合わせて質問をデザインし、さらにその質問デザインを別の学習者グループに対しても使用しているケースを紹介する。interactional competenceとinteractional historyのふたつをキーワードに自身の行った分析について紹介する。
●司会・指定討論 尾﨑 祐真


1015-1030
廉沢奇
「日本語教科書におけるABAB型オノマトペの扱い方についての考察」
本研究は日本国内で刊行された『みんなの日本語』と中国国内で刊行された『総合日本語』、2シリーズ計8冊の日本語教科書におけるオノマトペを調査し、コーパス知見に照らし、教科書に出現するオノマトペの適切性を考察する。
●司会・指定討論 春山洸陽


1030-1045
佐藤菜月
「中学校教科書New Horizon本文の音声変化に着目したカタカナ表記—音声変化の種類別分析—」
これまで、中学校教科書(New Horizon)本文のカタカナ表記を行ってきた。本発表では、表記した中でも音声変化に着目し、その種類別の表記サンプルを音源とともに提示する。また、各学年における音声変化の種類と数から、その特徴を考察し、指導への示唆を検討する。
●司会・指定討論 廉沢奇


1045-1100
飯島真之
「英語学習教材におけるADCの提示実態:英文法参考書の比較」
本研究では、英文法参考書5冊を対象に、各々のADC提示実態を、(1)記述内容・語数、(2)個別ADCの提示実態、(3)個別ADCの用例の妥当性等の観点から調査し、考察を行う。本研究の結果は、新しい学習教材開発のための指針とする。
●司会・指定討論 佐藤菜月


(10分休憩)

1110-1125
岡本真砂夫
「英語プロソディ指導の縦断的研究 –小学校教室での実践から–」
音声44人分の音響分析を終えました。現在,ALTによるcomprehensibility testを実施しています。プロソディの指導を受けた児童の英語発音がどのように変化したか,フォーカルプロミネンス,ピッチ曲線から分析します。
●司会・指定討論 陳迪


1125-1140
陳迪 
「コーパスデータに基づく日中同形語に関する一考察」
日中同形語の研究は古くから広く行われてきたが、言語学的研究が中心であり、L2習得に関する研究が少ない。本研究は、日本語コーパスと中国語コーパスを用い、中国語を母語とする学習者の過剰使用・過少使用の日中同形語の使用実態を考察し、同形語の学習法を提案することを目指す。
●司会・指定討論 中村弘子


1140-1155
中村 弘子
「日本人大学生の情意要因が英語発話時の心拍数やプロソディに与える影響―予備調査のまとめ―」
これまでの予備調査の結果と本研究に向けた課題についてまとめ、補足的に行った予備調査として、情意要因、心拍数、プロソディについて習熟度別の差異があるか分析を行った結果について報告する。また本調査で用いる録音材料の文章を母語話者に読んでもらい、音響分析を行った結果にも言及する。
●司会・指定討論 岡本真砂夫

総括
1155-1200


以下は、7/23時点での実施案です。今後変更される可能性があります。

発表者の方へ
1)発表パワポは前日の夜20:00までに、指定のフォルダに入れてください。印刷物の作成は不要とします。
2)発表+質疑+次の方との入れ替え含めて15分とします。目安としては発表10分程度、質疑を5分程度としますが、15分枠内であれば若干の変動は不問とします。
3)発表にあたっては、論文全体の目次を示したうえで、今回の発表がどの部分にあたるのかを明示してください。
4)外部で業績を上げている人は、小さなものも含め、冒頭で報告してください(学会・研究会での口頭発表、論文採択など)
5)10分で、やっていることのすべてを紹介できるはずがありません。したがって、限られた時間に、どの内容を、どう盛り込み、どの順番で提示するのが最も効果的か、よくよく考え、十分に工夫して発表に臨んでください。これは、将来の学術学会での公式発表を見据えたトレーニングの場でもあります。

司会者の方へ
1)学生主導で会を運営していただくため、自分の発表をするだけでなく、他の学生発表の司会兼指定討論者をお願いします。
2)担当する発表については15分以内にすべて終わるようtime controlをお願いします。
3)冒頭は発表者の名前紹介だけで結構です(発表者が持ち時間をすべて使えるよう)
4)質疑応答では、冒頭に、指定討論者として、発表者に対して1つ質問を出してください。その発表の本質を突く良い質問を考えることも、学術的なトレーニングの一部です。
5)1問目への質問に対する発表者の回答が終わればフロアから追加の質問を募ってください。学生、教員、指導教員から同時に質問希望があった場合は、選択権は司会者にあります。優先基準は、学生→教員→本人の指導教員です。
6)とくにフロアから質問が出なければ、司会者の権限で学生を指名し、質問ないしコメントを言わせてください。あるいは、司会者自身で2つ目の質問を出してください。
7)たとえ質問が盛り上がっていても15分たてば強制終了を命じてください。time controlが司会者の最優先義務です。
8)万一、予定などで割り振られている時間の司会ができない(可能性がある)場合は、事前に石川宛ご連絡ください。再調整します。


聴講者の方へ
1)配布物は電子資料となりますので、PC,スマホなどをご持参ください。あるいは事前に各自で印刷してお持ちください。
2)聴講者の方は、原則として、全発表者へのコメントをお願します。一言でも結構です。コメントが学生の今後の励みになり、また、指導教員にとっても、指導のヒントとなります。個別発表ごとに、こちらから送信してください。なお、皆さんのコメントは全教員でシェアしたうえで、各学生にフィードバックされます。