2025年11月26日水曜日

2025.11.28 2025年度第4回集団指導

外国語教育コンテンツ論コース第4回集団指導

日時:2025年11月28日(金)10:40~12:10
場所:D503(第1,2回の時と同じ)
発表形態:全員ポスター発表
進行方法:A組とB組に分ける
  10:40~11:20 A組 廉・Shimamoto・魏婧云・李・益田
  11:20~12:00 B組 飯島・魏薇・牟・Fu・八並・蘇


発表題目と概要

D2 David Shimamoto  Doing Vocabulary Checks: Assessing Learners’ Definitional Practices in their Demonstrations of Knowledge   This presentation examines a pre-task activity referred to as vocabulary checks, in which L2 learners are prompted to demonstrate their knowledge of a target lexical item. The analysis shows how learners construct definitions and how instructors assess and build upon these candidate definitions.

D2 飯島真之 日本人学習者の英作文におけるヘッジ・ブースター使用:アジアのEFL圏6地域間の比較 前回の集団指導の内容を拡張し、日本人英語学習者が主張の強弱調整の際に使用するヘッジやブースターの使用実態が、アジア圏6地域の学習者や職業背景別母語話者との比較を通してどのように特徴づけられるかを考察する。

D2 廉沢奇 オノマトペの動詞化ルールを探るー教師あり統計分類手法を用いてー 本発表は、オノマトペの用法の中で、特に少数の語しか持たない動詞化用法に注目し、オノマトペ上位200語(廉,2024)について、教師あり機械学習の手法で検定した。結果としてオノマトペの動詞化を促進する5つのルールを発見した。 

D1 魏薇(ギビ) キーワード字幕が中国人日本語学習者の語彙習得に与える影響とその最適条件の検討 字幕研究では、英語を中心に進展しているものの、日本語に関する研究は依然として少ない。そこで本研究は中国人中級日本語学習者を対象に、キーワード字幕が語彙習得に及ぼす効果を実証的に検証する。

M2 李思帆  Narrative imagination as a catalyst for interaction This poster overall states out why imagination is so contextually significant and how it constructs conversation, which led to my study.

M2 牟虹妮 中国語母語の日本語学習者向け教材に見る同格の「という」の使用実態 今回は、『総合日語』『新中日交流標準日本語』における同格の「という」の使用実態を分析した。これらが明らかになれば、CLJ向けの日本語教育において同格の「という」の指針にもなる。

M2 魏婧云 日本語学習者のための「AっBり」オノマトペ指導案の開発 ―学習者アンケートによる学習意識と実態の分析ー 本研究では、中国人日本語学習者を対象とした事前アンケートの結果を分析し、「AっBり」型オノマトペに関する認識・理解・使用状況の実態を明らかにする。得られた結果を基に、「AっBり」オノマトペの習得を促進する指導案の開発方針を示す。

M2研 蘇開勇 中国人学習者における動詞使用と言語習熟度の関係 ー学習者コーパスに基づく研究ー I-JASコーパスに基づき、中国人日本語学習者の動詞使用が習熟度の上昇に伴ってどのように変化するかを明らかにした研究である。

M1 益田拓実 "L2英語ライティングにおけるテンス・アスペクトー日本人英語学習者はどの程度逸脱しているか?ー" Leech and Svartvik(2002)、田川(2020)などのテンス・アスペクトの定義をふまえ、学習者コーパスICNALEにおけるEFL学習者と英語母語話者の使用実態を計量的に調査した。その結果、母語や習熟度、トピック、成人かどうかなどの指標がテンス・アスペクトの産出に大きく影響を与えていることがわかった。

M1 八並 航大 AI との音声対話を用いた学習の検証:Willingness to Communicate への影響 本研究の目的は、AI との音声会話を一定時間行うことが、学習者のWTCにどのように影響するかを探索する。