2024年2月1日木曜日

2024.2.2 第5回集団指導・修士最終試験

下記、無事に終了しました。M2の3人、2年間お疲れさまでした。

外国語教育コンテンツ論コース2023年度第5回集団指導・修士最終試験

日時 2024/2/2(金)
会場 D615教室(対面)

1000~1030  ポスター発表(M1:2人、D2:3人)休憩

【集団指導】
D2 岡本真砂夫「英語プロソディ指導の縦断的研究:小学校教室での実践から」
第5章では,インタビューテストにおいて児童が答えた内容の音響音声分析を行い,定型文におけるピッチ曲線,フォーカルプロミネンス曲線との比較を行う。またピッチレンジ,fluencyを集約し,全体の傾向を探る。第6章にて総合考察,第7章にて英語教育への示唆を提案する。

D2 中村弘子「日本人大学生の性格・情意要因が英語発話時の韻律的特徴に与える影響―生理学的および音響学的分析」
博士論文の第6章、第7章に相当する本調査の分析方法等に関する「計画」や「課題」について発表する。

D2 陳迪「Problems with the Use of Sino-Japanese Homographs in the Output of Chinese Learners of Japanese: An Investigation Using Diverse Corpus Data」
In this study, we combined learner corpus, native speaker corpus, spoken language corpus, and written language corpus to compare the patterns of Sino-Japanese homograph usage between Chinese Learners of Japanese (CLJ) and Japanese native speakers (JNS). After clarifying the problems with the use of homographs by CLJ, we reveal the reality of L1 interference from the Chinese language.

M1 春山洸陽「Active engagement through orienting shared interactional history」
タスクベースの英語使用環境における1日の日本人初級英語学習者のインタラクションを縦断的に追跡し、分析を行った。同じ相手との相互作用の経験のなかで共有した言語資源をその後の相互作用において使用することでよりアクティブな会話参加の様子を見せた事例の分析結果と関連する先行研究について発表する。

M1 尾﨑祐真「英文の誤り検出方法の検討 ~類似度計算を用いて~」
英文の誤り分析の手法で今回は類似度計算を取り上げ、それぞれの手法の違いについて単語的誤りの分類により、どのように類似度の値に変化があるかについて比較・検討した。また今後の研究の予定について報告する。



1040~1210 M2修論最終試問(30分×3名=90分)
【修論・修了レポート最終審査公聴会】

修了生の3人


1040-1110
M2 廉沢奇「日本語日常会話におけるABAB型オノマトペ―母語話者・学習者コーパス調査に基づいて―」
本研究は習得が難しいとされるABAB型オノマトペについて、コーパス言語学の手法を用い、日常会話に絞って、(1)まず学ぶべき重要語、(2)音と意味の関係性、(3)学習者の使用実態、(4)教材のあり方について調査を行い、今後のオノマトペ教育に提案した。



1110-1140
M2 飯島真之「現代英語における確信度副詞―コーパス研究結果の教育的応用を目指して―」
英語における確信度副詞(ADC)(certainly、definitely、probably、maybe等)の概要や研究課題を概観し、コーパス言語学の手法を用いて、(1)現代英語、及び(2)教育的視点の2観点から、ADC使用を考察する。また、研究から得られた教育的示唆についても議論する。



1140-1210
M2 佐藤菜月
「音声変化に焦点を置いた発音指導におけるカタカナ表記とその活用」