2023年4月28日金曜日

2023.4.28 第1回集団指導

外国語教育コンテンツ論コース第1回集団指導

プログラム
1040~1120 前半の部(D2の3人+M2の1人=4人)
1120~1200   後半の部(M2の2人+M1の2人=4人)
1200~1210   総括


発表題目

《前半の部》
1) D2 岡本真砂夫「英語プロソディ指導の縦断的研究:小学校教室での実践から」(A longitudinal study of English prosody instruction: An elementary school classroom-based research)
小学生が毎学期末に英語の定型文を読む音声データを分析し,英語発音の変容を考察する。2022年度に収集した音声より,ピッチ曲線,フォーカルプロミネンスを算出し,英語発音の変化を観察する。本発表では5年生女児A, 5年生男児Bの事例を発表する。


2) D2 中村 弘子 "Effects of personality traits and affective factors on English prosodic features: Acoustic and physiological analyses of English produced by Japanese university students"
I would like to report the results of the additional preliminary studies focusing on the differences in the effects of personality traits and affective factors on prosodic features among the three groups of different proficiency in speaking English.



3) D2 陳迪 「書き言葉・話し言葉コーパス調査をふまえた類義漢語動名詞の意味用法解明ー「利用」「使用」「活用」の新しい辞書記述の提案ー」
大規模コーパスデータを用い、漢語動名詞の「利用(する)」、「使用(する)」、「活用(する)」と類義和語動詞の「使う」「用いる」の意味・用法を調査・比較し、漢語動名詞の新しい辞書記述と用例開発を目指す。



4) M2 佐藤菜月 「中学校英語教科書-New Horizon-の本文における実用的なカタカナ表記の試み」
音声変化に重点を置いたカタカナ表記を使用し、中学校英語教科書本文の英文にふりがなをふる作業を行う中で、視認性・音の再現性を考慮した表記を検討中。カタカナ表記の利用が特に有効であると考えられる文章をピックアップしながら考察、今後の展望について。




《後半の部》
5) M2 飯島真之「類義確信度副詞の関係性の再考:surely, certainly, definitely,absolutelyを例に」
本研究は、強意型確信度副詞surely、certainly、definitely、absolutelyの計4語の関係性を、コーパスを用いた頻度調査や共起語調査を通じて明らかにすることを目的とする。最終的にこれらの調査を踏まえ、4語の意味機能の再考察を試みる。



6) M2 廉沢奇 「コーパス調査をふまえた「どんどん」「だんだん」の用法分析 一新しい辞書記述と用例開発に向けて一」
オノマトペの中、最も多く使われているとされる「だんだん」と「どんどん」を各400例を観察し、「と」の挿入、主語の属性、後接語の品詞、アスペクト・補助動詞・テンスの面に着目し、新しい辞書記述と用例を提案した。


7) M1 尾﨑祐真 「3DCGと音声認識を用いた外国語学習環境の構築」についての構想と研究計画
研究の背景と目的、そしてこれから取り組む予定の研究の概要を説明する。また、学部の卒業論文で行った予備的研究を踏まえ、今後の研究計画について説明をする。



8) M1 春山洸陽 「会話分析の手法と今後の研究計画」
会話分析においてはどのような現象をどのような視点で見るのか、また会話分析の手法についての説明を行なう。そして、本研究で特にフォーカスする修復の組織についてこれまでなされた研究の概要を説明した後に、今後の研究計画について発表する。