2017年6月30日金曜日

2017.6.30 第2回集団指導

神戸大学国際文化学研究科外国語教育論講座外国語教育コンテンツ論コース
2017年度第2回集団指導

日時:2017年6月30日(金) 09:40~12:10
場所:鶴甲第1キャンパスD615教室

博士後期課程学位論文指導演習(15 分+5 分=20 分)
09:40~10:00
張昆(D3)「加工音声による第 1 音節にストレスを置く中国語非軽声 2 音節語の知覚実
験」
概要:第 6 章では、1つの音節を繰り返させ 2 音節語を加工し、第 2 音節の調形とレジス
ターだけを変化させ、他の条件を同一にした加工音声を材料として、知覚実験 5 を行い、
調形またはレジスターが 2 音節語ストレスへの影響を確かめたいと考えている。

10:00~10:20
渡邉 綾(D3)「Functions of the microphone gesture 1」
概要:前回教室会話での次話者選択の様々な方法について発表した。今回の発表では、そ
の中でも繰り返し使用される microphone gesture に焦点を当て、教室会話において具体的にどのような機能を果たしているのか、データを基に発表する。

10:20~10:40
張晶鑫(D1)「オノマトペサ変動詞の活用の多様性―一般動詞との比較から―」
概要:オノマトペサ変動詞は活用の点において制約が多く、その動詞性は必ずしも高くな
いように思われる。本研究は日本語教育の観点から、一般動詞と比較しながらオノマトペ
サ変動詞の全体の持つ活用傾向と、個々の重要オノマトペサ変動詞がもつ特有の活用パタ
ンを明らかにし、オノマトペサ変動詞の記述の精緻化を目指す。


博士前期課程研究指導演習(10 分+5 分=15 分)
10:50~11:05
中西淳(M2)「日本人英語学習者の前置詞使用傾向―主要品詞の使用割合に注目して―」
概要:日本人英語学習者の前置詞使用パタンを特定するため、品詞全体に占める使用割合
に注目して調査した。

11:05~11:20
張鄒慎(M2)「中国人日本語学習者における動詞活用形アクセント---音響分析(二)」
概要:今回は中国人学習者と母語話者が発話した動詞活用形のピッチを対照し、統計手法
を用いて両者の間にどのような違いがあるのかについて紹介する。

11:20~11:35
北代尚之(M2)「洋楽データベース作成のための音素・音節の調査」
概要:洋楽音素と教科書音素などの比較、音節調査の進捗状況、データベースの最終イメ
ージなどの報告。

11:35~11:50
東里玖(M2)「英語の単純相と進行相の理解度テストの作成」
概要:本日の発表は紹介するテストは認知文法を取り入れた単純相と進行相の指導におけ
る効果を検証するために使用する予定です。

11:50~12:05
呉 琪(M2)「福州方言話者の日本語ナ、ラ、タ、ダ行音混同研究w知覚実験の結果およ
び考察」
概要:前回の集団指導で生成実験の結果を紹介しましたが、今回は知覚実験の結果、生成
実験と知覚実験の結果の相違点および考察について発表させていただきます。

12:05~12:10
諸連絡




==============================
2017年度の予定

第 1 回集団指導 4 月 28 日(金)
第 2 回集団指導 6 月 30 日(金)
第 3 回集団指導 7 月 28 日(金)
第 4 回集団指導 10 月 27 日(金)
コロキアム 3 11 月 10 日(金)
第 5 回集団指導 2018 年 1 月 26 日(金)*
(*修論試問/博論審査/コロキアム 1,2 を同日開催予定)

(諸注意)
・本コースでは,集団指導を研究内容に対する指導の場に加え,学会における口頭発表の
実地訓練の場と位置付けている。ゆえに,指導教員の助言を受け,十分な準備・練習・予
行を行って本番の発表に臨むこと。発表時間は厳守されたい。機器操作については事前に
念入りに練習しておくこと。留学生は日本語についても十分な指導を受けておくこと。
・発表時には,レジュメを配布すること。レジュメ冒頭には,「論文全体の目次(案)」,
「業績報告」(※該当の場合のみ),「前回指導への対応」を明記すること。
・参加者全員(教員・院生・研究生とも)がコメントカードに感想を記入し,各々の発表
に対する相互フィードバックを行うこと。
・発表予定学生は,各回集団指導の 1 週間前までにオンラインフォームより題目と概要を
届け出ること。遅れた場合,発表を認めない。
・事情により発表できない場合は,指導教員に早めに申し出て指示を受けること。
・詳細はコースブログで確認されたい。なお,記録と広報のために学生名・発表題目・発
表風景写真が掲載される。支障ある場合は,事前にコース代表に申し出ること
http://kugiclscontents.blogspot.jp/