神戸大学大学院国際文化学研究科外国語教育コンテンツ論コースでは、本年度3回目の集団指導を下記の要領で開催いたします。学内者は見学自由です。学外者で見学希望の方は、前日までに、石川(iskwshin@gmail.com)」までご一報ください。
〇日時:2026年7月24日(金)9:00~12:10
〇場所:D615教室(前回と教室が異なりますので注意してください)
〇発表方法: 口頭発表(1人10分以内の発表。質疑応答を含め15分)
(プログラム)
D3 飯島 9:00-9:15 (司会:山本)
飯島真之 明示的指導に向けた英語スタンス表現に関する教科書用例リストの提案
高等学校英語教科書に含まれるスタンス表現を取り出し、それらを分類し用例リストとして整理することを試みた。これらを通じて英語指導者による明示的指導のための教材案作成に活用可能な基礎資料の提案を行う。
D3 廉 9:15-9:30(司会:飯島)
廉沢奇 現代日本語オノマトペの日中比較研究ー日中小説対訳コーパス JCFPC を用いてー
本研究は現代日本語小説5種類と中国語対訳版で構築したコーパスJCFPCを用いて、オノマトペは現代小説にどの程度出現したか、また、どのように翻訳されたかを解明することを目指す。今回の発表はその結果を報告する。
D3 Shimamoto 9:30-9:45(司会:廉 )
Shimamoto David Assessing Demonstrations of Word Knowledge in Pre-Task Interaction
Informed by task-based language teaching and adopting a multimodal conversation analytic approach, this study examines vocabulary-checking sequences (e.g., Do you know what X means?) in preparation for L2 tasks. The findings show how instructors assess and refine learners' candidate definitions, creating opportunities to develop depth of vocabulary knowledge.
D2 魏 9:45-10:00(司会:Shimamoto)
魏薇(WEI WEI・ギビ) 中国人日本語学習者の語彙習得を促進する字幕つき日本語映像の 発話速度条件の検討
中国人中級日本語学習者を対象に、日本語映像の発話速度条件の違いが語彙習得に及ぼす影響を検討するとともに、30%L1L2キーワード字幕の語彙習得効果が発話速度によって異なるかを明らかにする。
D1 Mishiro 10:00-10:15(司会:魏)
Deepti Mishiro Responding to Candidate Understandings Following Embodied Displays of Emerging Lexical Trouble
This presentation discusses how speakers respond when a candidate’s understanding is offered by their recipients
D1 山本 10:15-10:30(司会:Mishiro)
山本賀世 中等教育段階における学習者がもつ外国語学習観の変容に伴う、 教室外スピーキング学習に対する学習者オートノミーの向上を目的にした授業内指導と家庭学習の連携による スピーキング指導デザイン設計
①3年間で検証する仮説、②夏に実施予定の予備調査の①における位置付け、③予備調査内容、について発表します。
M2 サイモン(Fu) 10:40-10:55(司会:李子龍)
M1 國貞 10:55-11:10(司会:Fu)
國貞史華 日本人大学生の多義知識と文脈理解: 英語名詞の「中心的な意味」と「派生した意味」に着目して
英語における多義語の研究では、名詞の多義性に着目した研究は他の語彙と比較して少ない。先行研究では意味関の関連性が推測や記憶に与える効果が示されている。それを参考にし、今後の計画について発表する。
M1 李宏宇 11:10-11:25(司会:國貞)
李宏宇 BCCWJとCEJCを用いた「は」と「が」の出現状況調査:外国人学習者のための日本語指導の指針を求めて
日本語教育では「受容のための文法」から「発信のための文法」への転換の必要性がうたわれているが、発信の際には、文法的正確性に加え、書き言葉と話し言葉の差や、談話場面の差を加味した談話的適切性が求められる。「は」と「が」の使い分けについては膨大な先行研究が蓄積されているが、海外の日本語指導の現場ではそれらの成果が活かされることは極めて少ない。本発表では、海外教室学習者向けの「は」と「が」の指導指針を探るべく、BCCWJとCEJCを用い、両語の総体頻度と主要意味機能別の頻度調査を実施した。調査の結果、「は」は書き言葉において優勢となること、「は」の主題用法は話し言葉で増えること、「が」の機能別頻度は書き言葉・話し言葉の差の影響を受けにくいことなどが明らかになった。
原 里咲子 BCCWJおよびCEJCを用いた終助詞「ね」「よ」の全体頻度と機能別頻度の調査:日本語教育への応用
日本語では、聞き手や読み手への配慮を示す終助詞の「ね」や「よ」が幅広く多用される。日本語教科書にもこれらを含む用例は多数出現しているが、各々の出現傾向や、優先的に学ぶべき典型的用法についてはほとんど説明されていない。そこで本研究では、BCCWJとCEJCを用い、2語の出現頻度、および、主要な意味機能別頻度について調査を行った。分析の結果、全体として「ね」が頻出することや、書き言葉・話し言葉差に加え、「疑似的話し言葉」を特徴づける意味機能の存在も示唆された。得られた知見は、中上級の日本語学習者向けの教材開発などに活用が可能と考える。
M1 古本 11:40-11:55(司会:原)
古本杏奈 英語主要動詞の使用実態に見るジャンル差と地域差ー高校英語教育における動詞指導の改善に向けてー
英語教育では、英語を一つの大きな安定した一枚岩の塊とみなしがちである。しかし、実際の英語使用の場面では様々な変種が英語の中には存在し、英語のふるまいも変種ごとに異なる可能性が高い。こういった英語変種について、指導要領は従前より明示的な言及を行っており、地域の多様性や場面の多様性をふまえた指導の重要性を示唆している。そこで本研究では、様々な場面や状況に対応できる柔軟なL2産出スキルの涵養に通じる高校生向け英語語彙指導の枠組みを探る基礎研究として、一般に高度に安定的であるとされている基本動詞の使用頻度に対して、地域差とジャンル差がどのように影響しているかを記述的に解明する。
M1 李子龍 11:55-12:10(司会:古本)
李 子龍 Overlap in Mandarin Talk-in-Interaction
This talk examines how turn-taking structure shapes the onset of overlap in Mandarin conversation, using Conversation Analysis to trace it from structural projectability to local interactional resources.
(発表者への通知)
1.一週間前(7月17日まで)に発表申し込み(タイトル・概要)をフォームから行ってください:https://forms.gle/YxC2NCBMY7wePkiH6
2.指導当日までにプレゼンスライドの電子(pdf)ファイルをgoogle
driveの共有フォルダ「26年度第3回集団指導」にアップロードしてください
INTAN AKHIRUDIN インドネシアン人留学生におけるコードスイッチングの現象 調査によると、日本で学ぶインドネシア人留学生は6,778人に上っている(JASSO, 2024)。言語や文化が大きく異なる国で生活する彼らは、日常生活の中で複雑な多言語環境に置かれている。日本語がこの国の主な言語である一方、インドネシア人留学生は母語であるインドネシア語や英語、さらに地域の言語などを、特に同国人同士の会話の中で使い続けている。
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