2025年1月27日月曜日

外国語教育コンテンツ論コース修論最終試問・第5回集団指導

日時:2025年1月31日(金)10:00~12:00

場所:D510

プログラム:

M2  口頭発表(修士最終試験)(発表15分+質疑応答5分)

尾﨑祐真   10:00~10:20
「CG キャラクタと音声認識を用いた外国語スピーキング練習システムの検討と開発」
 本研究は、英語教育における発話機会の不足や心理的不安といった課題に着目し、CG キャラクタと音声認識技術を組み合わせたスピーキング練習支援システムを開発・評価する。具体的には、(1)類似度を用いた段階的フィードバック機能、(2)対話相手としての CG キャラクタの活用、(3)システム全体としての可能性の3観点から検証を行い、システムの有効性と実践的な活用に向けた課題について考察する。

春山洸陽   10:20~10:40
The Role of Interactional History in L2 Conversation: A Micro-Longitudinal Study of Japanese English Learners in Experiential Language Education
 修士論文研究の概要について発表する。具体的には、(1)interactional history (相互作用歴)の使用による対話相手への使用言語の適応、(2)L2話者のinteractional historyへの思考による相互行為能力の発達、(3)周辺参加者としてのinteractional historyの共有および言語資源の適応について発表する。また研究から得られた知見をもとに、教育的示唆についても議論する。

石居史帆   10:40~11:00
Identity-in-Interaction in L2 Japanese Talk
 第二言語としての日本語会話におけるアイデンティティについて会話分析および成員カテゴリー分析を用いて調べた。またアイデンティティカテゴリーの使用の変化についてはmicro-longitudinalな会話分析を用いて、認識的スタンスと話題の観点から調べた。


M1  口頭発表(発表10分+質疑応答5分)

魏婧云   11:00~11:15
中国の日本語教科書における「AっBり」型オノマトペの分析―日本の日本語教科書との比較―
 本研究では、中国の日本語教科書における「AっBり」型オノマトペの取り扱い実態を明らかにするため、日本の教科書を比較対象として、「AっBり」型オノマトペの扱いを3つの観点から分析した。その結果、各巻だけでなく、教科書間でも扱い方に差異があることが明らかになった。これらの知見は、教育現場における日本語オノマトペ指導に対する一助となるものと考えられる。

牟虹妮   11:15~11:30
現代日本語の書き言葉・話し言葉における同格を表す「という」の用法分類
 本研究では、現代日本語における同格を表す「という」の用法を、書き言葉と話し言葉を基分析する。BCCWJとCEJCのデータを用い、用法の共通点と相違点を明らかにすることで、日本語の文法理解および日本語教育への示唆を提供することを目指す。

李思帆   11:30~11:45 
Utilizing Collaborative Imagination as an Interactional Resource in TRPG Talk
 During the session of TRPG, players has to repeatitively utilize shared imagination that is being described or depicted by GM to interact with each other